詳しい解説
サジェスト削除とは、検索エンジンの検索候補に表示されるネガティブなキーワードを除去することを指します。企業名やサービス名とともに「ブラック」「詐欺」「やばい」といった否定的なワードがサジェストに表示されると、企業の信用や売上に深刻な影響を及ぼします。こうした状況を改善するために行われるのがサジェスト削除です。
ただし、サジェスト削除には大きく分けて2つのアプローチが存在し、それぞれ意味合いが異なります。「削除申請」と「非表示対策」の違いを正しく理解しておくことが重要です。
削除申請(検索エンジン公式の手続き)
削除申請とは、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンに対して、不適切なサジェストの削除を直接依頼する方法です。Googleの場合、検索候補の右下に表示される「不適切な検索候補の報告」リンクから申請できます。
削除申請が認められるのは、Googleの定めるポリシーに違反しているケースに限られます。具体的には以下のような内容が対象となります。
- 差別的な内容 - 特定の人種や宗教、性別に対する差別的な表現を含む候補
- 暴力的・性的な内容 - 暴力やアダルトコンテンツに関連する不適切な候補
- 危険な内容 - 危険行為を助長する可能性がある候補
- 個人情報の露出 - 電話番号やメールアドレスなど個人情報を含む候補
ただし、削除申請は必ずしも承認されるわけではありません。Googleは検索候補の有用性を重視しており、単に「企業にとって都合が悪い」という理由だけでは削除されないのが実情です。また、申請から結果が反映されるまでに数週間から数か月かかる場合もあります。
非表示対策(専門業者による対策サービス)
非表示対策とは、専門業者が独自の手法を用いて、ネガティブなサジェストが検索候補に表示されない状態を作り出す対策です。削除申請とは異なり、検索エンジンにデータそのものの削除を依頼するのではなく、対策技術によってネガティブなワードが表示されにくくなるようにアプローチします。
非表示対策の特徴は、削除申請では対応できないケースにも対応可能な点にあります。企業にとって不都合なサジェストでも、検索エンジンのポリシー違反に該当しない場合は削除申請が通りません。そのような場合に、非表示対策が有効な選択肢となります。
削除申請と非表示対策の違い
削除申請と非表示対策は、どちらもネガティブなサジェストを取り除くことを目的としていますが、アプローチが根本的に異なります。
- 実施主体 - 削除申請はサイト運営者やユーザーが検索エンジンに直接申請します。非表示対策は専門業者が対策を実施します。
- 対象範囲 - 削除申請はポリシー違反のケースのみが対象です。非表示対策はポリシー違反に該当しないケースにも対応できます。
- 費用 - 削除申請は無料で行えます。非表示対策は業者に依頼するため費用が発生します。
- 成功率 - 削除申請は検索エンジンの判断に委ねられ、承認されない場合も多くあります。非表示対策は専門業者のノウハウにより、より高い確率で改善が期待できます。
サジェスト削除を検討すべきケース
サジェスト削除の必要性が特に高いのは、自社名や代表者名で検索した際にネガティブなキーワードが上位に表示されるケースです。採用活動への悪影響、取引先からの信用低下、新規顧客の離脱など、ビジネスへの実害が発生している場合は早急な対応が求められます。
まずはGoogleへの削除申請を試み、それで解決しない場合はサジェスト対策の専門業者に相談するのが一般的な対応の流れです。